事務所名の由来(1)

こんにちは。Markstoneの中村です。

私が運営するMarkstone知的財産事務所は、設立当初から「Markstone知的財産事務所」という名称を採用し、活動を始めました。

多くの特許事務所が「”苗字”(+”名前”)+特許事務所」の名称で活動する中で、あえて抽象的な名称を採用しました。その背景には、以下のようなブランディング上の戦略があります。

  1. 苗字の「中村」がありふれている
  2. 将来のこと
  3. 名前から浮かぶ印象
  4. 他社の権利との関係

今回は、1の「苗字の「中村」がありふれている」点について、ご説明したいと思います。

ご存知のとおり、「中村」の姓を持つ人はたくさんいます。苗字由来ネットによると、「中村」は堂々の第8位です。

そうなると、「中村」の姓を持つ弁理士も多くいるわけです。日本弁理士会が運営している弁理士検索サイト「弁理士ナビ」で「中村」姓の弁理士を検索すると100件以上がヒットします(註:同じ人が複数事務所に所属している重複もカウントされます。)。また、事務所名での検索でも21件ヒットします。

多くの中村弁理士が存在し、また、中村弁理士が設立した事務所の多くは「中村●●特許事務所」等の名前を掲げているわけです。

こうなると、私を知っている誰かが、『弁理士の中村さんに商標の権利取得を依頼しよう!」と思っても、なかなか私にたどりつけないかもしれません。

設立したばかりのウェブサイトは検索ではなかなかヒットしませんし、ヒットしたとしても、「中村」を持つ事務所が列挙されている状況だと、私の名前まで知っていないとちゃんと見つけてもらえないかもしれません。

そこで、私は、名前だけで容易に私が所属する事務所を発見してもらえるように、苗字を用いない名前を採用することにしました。

ブランディングの観点から、競合他社との区別ができることを狙って名称を検討したのです。

つづく

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